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2013年02月15日

椎の川

椎の川

大城貞俊さんの本。
この椎の川で92年に具志川市文学賞を受賞しています。
ヤンバルの太平洋に面した楚洲という村が舞台の小説〈フィクション〉
幸せに暮らしていた家族が戦争に翻弄され、ハンセン病という当時は誤解のあった病いで、傷つきながらも、一生懸命生きていく。
悲しくて、やるせないけれどヤンバルの自然と素朴な家族の愛が、豊かな文章によって描かれています◎
大城さんは、詩人でもあるので、その描写には心打つものがありました。

朝日文芸文庫540円。
那覇の古本屋で400円でみつけました。品切れって書いてたので買っておきました。
良い本って、こういう本なんだなあって実感できる小説でした。

楚洲という集落は、この本で始めて知った名前でした。
地図でみると、高江から安波地区こえてまだ先なんですね。
東海岸は高江までしか行ったことがないので、安波 楚洲、奥といつか訪れてみたい。


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Posted by おきなべ at 09:54│Comments(2)沖縄本・映画
この記事へのコメント
おきなべさん

大城貞俊先生とは、娘が高校時代お世話になり、現在でも
娘共々懇意にさせていただいております。

「作品を書くためには、管理職はなじまない」という思いでいらしたと推察されますが、教頭職を返上なさった方です。

現在は、琉球大学で教鞭をとっていらっしゃいます。

おきなべさんは、うちなーちゅ以上に沖縄を愛して下さり、
いつもながらありがたく思います。

今年は、ぜひお会いできますように。
Posted by うえじょう さくらうえじょう さくら at 2013年02月16日 20:02
うえじょう さくらさん
立派な先生ですよね。僕も尊敬しています。
著作は全部は読んでないので、機会あれば那覇の本屋で探してみます。宮守小学校の映画ひまわりの脚本も書かれたことも、いま知りました。

1泊や2泊の短い沖縄滞在しかできないので、お会いできる時間を作れなくて申し訳なく思っています。
今年は、まだ沖縄行きは未定なんですよ。当分はむつかしそうです。
Posted by おきなべおきなべ at 2013年02月17日 20:55
 
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