黄金の壺
久高島のいしき浜
ほかの浜と違って、イノーの中に浮かぶ石が多くて特徴のある浜でした。
むかしむかし、この浜に黄金の壺が流れてきたそうです。
白樽夫婦がこの島に住み始めた頃は、食物は海の貝と木の実しかなかった。
男が壺を拾おうとしたら、沖へ流れていく。
こんどは、妻がヤグルガーという井戸で身を清めて再びイシキ浜へ行くと、壺が寄ってきて取ることができた。
壺の中を見てみると麦、粟などの7種とか5種とかの種が入っていたと伝えられています。
この種を近くの畑巣(ハタス)という地に播いた。
沖縄の麦の始まりは、この久高島いしき浜からだそうです。
そして、女性しか取れなかった黄金の壺。
久高島の祝女(ノロ)の始まりのようです。
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