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2018年06月29日

蔡温松並木

蔡温松並木



琉球王朝第二尚氏の時代(17から18世紀)蔡温という政治家がいた。
三司官のひとりで、今でいう大臣だ。

薩摩の搾取やら、海外貿易の衰退やらで、琉球王国の財政が困窮していく。
そこで山林の開墾が奨励され、山減って畑が増えた。

那覇や首里へなど都会へ人も流入していく。
家作るのにも、街を大きくするにも、なににつけ木材が必要だ。
ヤンバルの木は倒され、山林は荒廃していった。

そこで蔡温。
森林復活と、松を植えることを奨励した。
屋敷の周りにはフクギを植えましょう。

こうして、松並木が作られ、フクギのある沖縄原風景が作られていった。

その松並木
辺戸にも残っているようだ。

県道の脇の公園の暗い小道を降りていくと、急に蔡温松橋という遊歩道が出現した。
アップダウンの道が500mほど続いてた。

森林の中は気持ちがいい。
遊歩道の終点から民家沿いの小さな道に出て、県道に出たが、車を置いてきた場所がわからない。

しかたないので、同じ道をひきかえした。



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Posted by おきなべ at 08:23│Comments(4)2018 5月沖縄の旅
この記事へのコメント
「サイオン」というエライ人がいたと、ラジオで聞いたことはあるけど、ふくぎ並木の産みの親?だったって知らなかった、まさに、「へぇっーそうだんたんだ!」の世界で、「池上おきなべ」さんに、感心感謝
「蔡温橋」がたしか、国際通りあたりに、あった様な、なかったような、、写真の場所、いい感じ、涼しそう、本物の木?
Posted by 赤シーサー at 2018年06月29日 16:38
赤シーサーさん
これ、一部加工して作ってたけど、ホンモノの木でしたよ。
遊歩道だけど、歩く人、あんまり多くなさそう。

ユイれーるの牧志駅に、蔡温橋やサイオンスクエアあります。
蔡温橋の言われは、まったく知らないです。
Posted by おきなべおきなべ at 2018年06月29日 21:51
おきなべさんおはようございます。

松並木の松は琉球松ですよね。
昨年やんばるの森で触らせてもらったら枝から葉先まで柔らかくてびっくりしました。台風で折れないためだと説明されました。

台風7号が沖縄に接近してますね。
海水温が上がり過ぎないためには
台風も役割があるみたいですが
被害がないといいです。
Posted by ひより at 2018年07月01日 09:15
ひよりさん
琉球松って、枝がそんなに柔らかいことなんて、知りませんでした。
なるほど。台風が多いですもんね。
こんど、触ってみよう。

海水温が高くなると、サンゴも死滅してしまうそうです。
ほどほどに、雨降らせて、海水温下げて、被害がなければいいですね。
Posted by おきなべおきなべ at 2018年07月01日 18:02
 
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